家庭用ではトータルで125GPのエネルギーが消費されています。
供給源別に見てみると、電力が56GP、ガスと石油の合計は68GPとなっています。
ガス・石油の68GPの用途は暖房・給湯・厨房用に限られています。
「オール電化住宅」の中身は「暖房・給湯・電磁調理器」ですが、この意味するところは、ガス・石油の68GPが電力に移行することです。現状では、暖房・給湯・厨房用の電力消費量は8GPですが、「オール電化住宅」化により、この数字が大きくなる懸念があります。
用途別(機器別)に見てみると、冷房は意外に小さいのに対して、照明・TVの消費量が群を抜いて大きく、次いで冷蔵庫の消費量が多いことが分かります。 3者ともに、年中・一日中使用されるために、年間電力消費量の値は大きくなります。
年中・一日中使われる電化製品は、パワーが小さい割には、年間消費電力量は大きくなります。 パソコン、電気ポット、温水便器などがその例です。
電気炊飯器も、保温やタイマー設定のために、年中・一日中電力を消費する使われ方が大部分であるために、パワーの割には大きな電力消費量になっています。
電気洗濯機や掃除機や除湿機は、使用時間は短い割には、パワーが大きいために、年間の電力消費量は大きな値になります。
多くの電化製品は既に100%に近い普及率にたっしているために、今後消費電力が大きく増大する懸念は少ないのですが、
以下の電化製品は、今後の普及率の増加や大型化により、電力消費量増大の懸念があります。
・電気暖房・電気給湯・電磁調理器‥‥「オール電化住宅」の進展による
・電気洗濯機‥‥電気乾燥機つきの洗濯機の普及による
・電気ポット‥‥普及率拡大中
・パソコン‥‥普及率拡大中、使用時間増大中
。除湿機ト‥‥普及率拡大中 |