■ 
2004年度 家庭用エネルギー消費量の用途別内訳
          

次の表は、2004年度の家庭用エネルギー消費量を用途別・供給源別にGPで表したものです。
縦軸は用途、横軸はエネルギー供給源です。
      

電力 都市ガス 石油
LPG
太陽熱 合計
暖房 4GP 7GP 23GP 34GP
給湯 2GP 11GP 20GP 1GP 35GP
厨房 2GP 4GP 3GP 8GP
冷房 3GP 3GP
照明 10GP 10GP
電気冷蔵庫 5GP 5GP
TV 10GP 10GP
電気洗濯機・乾燥機 3GP 3GP
パソコン 3GP 3GP
電気ポット 3GP 3GP
電気炊飯器 2GP 2GP
電気掃除機 2GP 2GP
電子レンジ 2GP 2GP
温水便器 1GP 1GP
除湿機 1GP 1GP
その他 4GP 4GP
合計 56GP 22GP 46GP 1GP 125GP

   データー出所:2006年エネルギー・経済統計要覧(日本エネルギー経済研究所編
電化製品別の消費電力内訳は各種資料からの藤村による推計値

家庭用ではトータルで125GPのエネルギーが消費されています。
供給源別に見てみると、電力が56GP、ガスと石油の合計は68GPとなっています。
ガス・石油の68GPの用途は暖房・給湯・厨房用に限られています。
    
「オール電化住宅」の中身は「暖房・給湯・電磁調理器」ですが、この意味するところは、ガス・石油の68GPが電力に移行することです。現状では、暖房・給湯・厨房用の電力消費量は8GPですが、「オール電化住宅」化により、この数字が大きくなる懸念があります。

用途別(機器別)に見てみると、冷房は意外に小さいのに対して、照明・TVの消費量が群を抜いて大きく、次いで冷蔵庫の消費量が多いことが分かります。 3者ともに、年中・一日中使用されるために、年間電力消費量の値は大きくなります。

年中・一日中使われる電化製品は、パワーが小さい割には、年間消費電力量は大きくなります。 パソコン、電気ポット、温水便器などがその例です。

電気炊飯器も、保温やタイマー設定のために、年中・一日中電力を消費する使われ方が大部分であるために、パワーの割には大きな電力消費量になっています。

電気洗濯機や掃除機や除湿機は、使用時間は短い割には、パワーが大きいために、年間の電力消費量は大きな値になります。

多くの電化製品は既に100%に近い普及率にたっしているために、今後消費電力が大きく増大する懸念は少ないのですが、
以下の電化製品は、今後の普及率の増加や大型化により、電力消費量増大の懸念があります。
   ・電気暖房・電気給湯・電磁調理器‥‥「オール電化住宅」の進展による
   ・電気洗濯機‥‥電気乾燥機つきの洗濯機の普及による
   ・電気ポット‥‥普及率拡大中
   ・パソコン‥‥普及率拡大中、使用時間増大中
   。除湿機ト‥‥普及率拡大中

        
← 前のページへ                           次のページへ →
    
非電化工房TOPへ

Copyright 2005−2006 Hidenka Kobo Inc. All rights reserved.