非電化野菜貯蔵庫の構造

     

暑いときは  星空で 涼しくする
寒いときは  太陽で 暖かくする
この修道院の 野菜には 
                  この蔵が 合っている
土をぬりながら そう思った


以下の工夫によって低温・適湿状態を非電化で実現します。 (多分)世界で初めての非電化野菜貯蔵室です。

@涼しい場所
‥‥‥‥‥夏季も緑に囲まれ、涼しい風の通り道に設置
A
ストローベイル壁‥‥厚さ30cmのススキのストローベイルに外側10cm、室内側5cm厚の土を塗った壁。
               高断熱と大熱容量の合わせ技で外気からの熱を遮断。
               藁の防腐・防虫のためにストローベイル下部には空気通路を確保。
B断熱屋根‥‥‥‥‥【断熱塗料+トタン+板(5cm厚)+藁(30cm厚)+板】の組み合わせで、太陽光と外気温度を遮断
C
放射冷却‥‥‥‥‥屋根に5uの2重ガラス窓を設置。ガラスは赤外線透過率の高いものを使用。
               ガラス内側には赤外線反射スクリーンを設置して、夜間晴天時のみ開放。
               室内南側壁面には水を充填した保冷用PETボトルを500本設置。
D高床式‥‥‥‥‥‥床面高さは55cm。床下通気を良くして、地面からの湿気を排除。
E
非電化換気装置‥‥床面に非電化換気装置を設置。外気が乾燥している時のみ自動的に開く。
               これにより、室内を適度な乾燥状態に保つ。
F
エジェクター煙突‥‥傾斜天井上部にエジェクター煙突を設置。 屋根上の風のエジェクター効果によって室内空気を吸引。
          

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