WS#7  非電化冷蔵庫制作WS
     

 

      
非電化冷蔵庫を作って持って帰ります
最近のWSで制作した非電化冷蔵庫は
ソーラー冷蔵庫(太陽光パネルとペルチェ素子の組み合わせ)や
古代エジプト式冷蔵庫(水の気化熱を利用して冷やす方式)でした
今回のWSで制作するのは、放射冷却式冷蔵庫です。
20年前につくって、モンゴル遊牧民に喜ばれた方式です。
WSとしては、2年ぶりの制作です。
夜間に空が澄んでいる時のみ庫内温度が下がります。
それ以外の時は、周りの断熱材と庫内の保冷剤で低温を維持します。
 

開催日時 : 2024年7月27日(土)10:00〜17:00  
参加費 : 3万円

                      
  詳しい内容

右の上の図は、本格的な非電化冷蔵庫で、非電化工房の名を国内外に知らしめました(20年前の作品)。
上部の黒い金属放射板から赤外線を放射させると、金属放射板は冷え、
接している水も冷えます。水に囲まれている貯蔵物も冷える仕組みです。
外部からの熱を遮断するために、周囲は断熱材で蔽われています。
金属放射板の表面も、赤外線を通す透明シートで蔽われます。
この非電化冷蔵庫は ステンレス板を溶接して作るので
制作には専門技術が必要です。

今回のWSでは 専門技術を必要としない 簡単な非電化冷蔵庫を作ります。
右の下の図が、今回のWSで制作する非電化冷蔵庫です。
プラスチックのボックスの外側には断熱材と赤外線反射フィルムが貼られます。
ボックスの内側には断熱材と金属シート(表面黒色)が貼られます。
ボックスの上部には、赤外線透過率の高い2重透明フィルムの透過蓋が被せられます。透過蓋の上には、更に不透明断熱蓋が被せられます。
放射冷却が促進される時(星が見える夜など)には、不透明断熱蓋は開けられます。日中や曇天時には、不透明透明蓋は綴じられます。
冷蔵庫の底部には、保冷材が並べられます。
放射冷却が促進されるとき(星が見える夜など)には、ボックス内部表面の黒色金属板および貯蔵物から赤外線が天空に放射され、庫内は冷え、保冷材が
冷熱蓄熱(低い温度になること)されます。不透明断熱蓋が綴じられているとき(日中など)には、保冷材がボックス内の温度を低温に保ちます。

蓋が上部に位置するので、蓋の開閉に伴う熱の侵入は少なく抑えられます。
内容積は約75リットルです。
外寸法は幅75cn,奥行54cm,高さ44cm,重量は5kgほど。乗用車で持って帰れます。


本格的な非電化冷蔵庫

今回のWSで制作する簡易型非電化冷蔵庫

 

     
    放射冷却式の非電化冷蔵庫の詳しい原理は   
非電化工房ホームページの非電化冷蔵庫のページに記載されています。
www.hidenka.net/hidenkaseihin/frig/frig.htm   

      

申し込み


※ 申し込みボタンをクリックすると申し込みフォームへ移動します 必要事項を記入して送信してください
   送信完了後  通常4日以内にワークショップ詳細と支払い方法のご案内を電子メールにて返信します
   申し込み前に募集要項を必ずご確認ください 
なお、オンライン組立の場合は8月10日までに参加費振込を完了してください。