単行本(A5版) 320ページ
而立書房刊
2020年12月3日発売
お金と組織に依存しないで豊かに生きたい・・・・
自由に、クリエイティブに、誇り高く生きたい・・・・そう考える人が世界中で確実に増えているようだ。資本主義の破綻が、予感から確信へと変わってきたのだろうか。
お金と組織に依存しないで豊かに生きるためには、自立力が必要だ。ここで言う自立力とは、安定的な地位や収入を実現することではない。それは競争力であって、資本主義が破綻すれば力を失う。自立力の中身は
『自給力』・・・食べ物・住まい・エネルギー・・・を自分で愉しく作る力
『自活力』・・・必要な現金は、仕事を創って愉しく稼ぐ力
『仲間力』・・・仲間をつくり、仲間と協力して愉しく生きる力
の三つだと僕は思う。資本主義が破綻しても力を失うことはない。
自立力を身に着けた人は少なからず存在して、豊かな人生を実現している。ライフスタイルを転換して、自立力を磨き始めた人も増えてきた。自立力は未熟だが、希望に満ちている。しかし、これらの人は圧倒的に少数派だ。
自立を夢見るが踏み出せない・・・そういう人が圧倒的に多いのだと思う。なにしろ、僕たちの国は、依存社会、つまりお金と組織に依存する社会を一貫して追求してきたのだから。
そこで、本書では自立力の磨き方を紹介してみたい。3K(キタナイ、キビシイ、キケン)ではなくて、オシャレでタノシイ磨き方だ。自立力を身に着けて幸せな人生を実現している人びとのことも紹介したい。二〇〇〇年からずっと、弟子を養成してきたので、実例の紹介にはこと欠かない。
いま僕たちは文明の転換期を生きていることは、どうやら間違いないようだ。次にくる文明を考えると胸が躍る。しかし、文明の転換期は多くの困難を伴う。困難に立ち向かい、克服しながら次の文明の扉を開く・・・・そのためには生きる力、つまりは自立力が必要なのだと僕は思う。自立力を磨いた人たちが共生して、平和な人生と社会を営なむ・・・・・そういう文明の到来を切に願いたい。
自立を指向する人たちにとって、本書が小さな
道標
になれば、僕にとっては大きな仕合わせだ。
お金と組織に依存しないで豊かに生きるためには、自立力が必要です。
自立力の中身は、
『自給力』・・・食べ物・住まい・エネルギー・・・を自分で愉しく作る力
『自活力』・・・必要な現金は、仕事を創って愉しく稼ぐ力
『仲間力』・・・仲間をつくり、仲間と協力して愉しく生きる力
の3つです。本書では、この3つの力の磨き方を具体的に提案します。
自立を実現して、幸せな人生を実現している人たちの実例も紹介します。
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