ひげは まいにち のびる。 なんだか けなげだ
としをとると はやく のびる。 なんだか うれしい
‥‥‥ だから ゆっくり そる
■ 手動(機械式)髭剃り機
■ グリップを握ると内刃が回転します
■ メーカー不詳、中国製です
■ 非電化工房製「非電化髭剃り機(構想中)」ができるまでのつなぎにどうぞ、と紹介したところ意外と好評でした
■ ときどき入荷したら販売します
3枚刃回転式の内刃、網状のステンレス外刃、回転機構部、ケース(プラスチック製)などで構成されています。
ラック&ピニオン機構で直線運動を回転運動に変換し、4段増幅してフライホールを回す仕組みです。
残念ながら替刃はメーカー供給がありません
『風と共に去りぬ』という映画の中で、クラーク・ゲーブル扮するレット・バトラーがビビアン・リー扮するスカーレット・オハラの前で髭を剃るシーンがありました。もちろん剃刀で剃るのですが、ゾッとするほどの色気でした。髭が生え始めた頃でしたので、さっそく真似してみたのですが、血だらけになってしまいました。剃刀負けする体質だったのです(面の皮は厚いのですが)。ですから、電気髭剃り機が発売になった時には(高価でしたが)喜んで購入。以来ずっと電気髭剃り機を愛用していたのですが、何年か前に非電化髭剃り機に切り替えました。私の好きな交流式(100Vの商用電源しか使えない、充電できない方式)が手に入らなくなってしまったからです。
昔は、電気髭剃り機はすべて交流式だったのですが、やがて乾電池や充電池を使う直流式が登場。しばらくは「交流式」「交直両用」「直流式」の3方式が併売されていたのですが、徐々に交流式は姿を消して行き、何年か前からは、ついに手に入らなくなってしまった‥‥というわけです。髭を剃る場所は洗面所と決まっているのですから、コンセントに差し込み放しで結構。余計な電力を消耗する充電は(私には)不要です。髭を剃る時だけ通電する交流式が環境負荷は一番小さいに決まっているし、シンプルですから(理屈では)充電式より安くて壊れにくい。だから交流式にこだわったのですが、消されてしまいました。非電化髭剃り機に切り替えたのは、ささやかなレジスタンスでした。
サン・マイクロシステムズ社の副社長ビル・ジョイは,Javaが発表された当時,シェーバー(電気髭剃り機)をよく例に出し,Javaの話をしていました。「今ではシェーバーでさえ,C言語で7,000ステップ以上のプログラムが組み込まれています.今後もMPUの高性能化,メモリの大容量化がさらに進み・・・・ 」。そうです。「シェーバーでさえ」マイコン制御なのです。交流では困るのです。だから一旦直流に変換して、マイコン制御で直流運転します。交流式が消えた理由です。
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