保 温 調 理 器
     

保温調理器とは?
 保温調理器「シャトルシェフ」は、サーモスという会社のスグレモノです。この会社は魔法瓶のパイオニアとして世界的に有名な会社です。
 鍋をレンジにのせて加熱‥‥ここまでは普通の鍋と同じ。違うのは、火を途中で止めて、後は保温状態で調理を完成させるところ。保温のためには、鍋を真空保温器に入れますが、この真空保温器がさすがにいいできです。
 実際に100℃まで加熱した鍋を真空保温器に入れて保温状態を観察してみましたが、90分後にも90℃強の温度を維持していました。
 
 周知の通り、料理の材料を煮込むには、沸騰し続ける必要はなく、ある程度以上の温度を維持すればよい場合がほとんどです(じゃがいもは85℃で20分、牛肉は80℃で15分etc.)。温度を維持するだけなら、保温さえすればよい理屈ですから、この保温調理器は理に適ったエコロジー商品です。
 
 例えば肉ジャガ。普通の鍋ですと30〜40分加熱し続けます。保温調理器では、加熱10分+保温30分で出来上がり。燃料消費量が1/3〜1/4という利点もありますが、ガスレンジの占拠時間が短いという利点も馬鹿になりません。
 
 藤村家では、圧力鍋4台と保温調理器1台をフルに使います。電気炊飯器はまったく使わず、フライパンもあまり使いません。なにか不便・不愉快なことがあるかというと、まったく有りません(慣れればの話ですが‥‥)。電気炊飯器・普通の鍋・フライパンの組み合わせと較べると、燃料消費量(1次エネルギーベース)では、約5分の1くらいです。
      


サーモス製の保温調理器「シャトルシェフ」


鍋(左)と真空保温器(右)


真空保温器の蓋を開けた状態


真空保温器に鍋を入れた状態

     
サーモス社の歴史(同社のホームページhttp://www.thermos.jpより抜粋して転載)
 1892年 イギリスの科学者デューワが魔法瓶の原理を発明
 1904年 ドイツのガラス職人ラインホルトが世界で始めてのガラス魔法瓶を作り、「サーモス」の商品名で販売
 1907年 イギリスとアメリカにサーモス社設立
 1912年 国産魔法瓶誕生
 1978年 世界初のステンレス魔法瓶を日本酸素が開発
 1989年 保温調理器「シャトルシェフ」発売
 1989年 イギリス・アメリカ・カナダのサーモス社が日本酸素の傘下に入り、世界最大の魔法瓶メーカーに発展
 2001年 日本酸素のサーモス事業部がサーモス鰍ニして独立

  
    
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