ナイジェリア向けに作ったソーラー干物製造器です。
反射板の効果で、太陽熱の強さは約2倍に増幅され、透明カバーを通過して箱の中に注がれます。
魚や海老は箱の中の金網の上にセットされ、透明なカバーで覆われます。
金網の後方には金属板が設置されています。この金属板は太陽熱を吸収して高温度になり、魚の背面に向けて赤外線(波長10ミクロン程度の遠赤外線)を照射します。
箱の上下には通気孔があり、細かい防虫ネットで覆われています。
太陽光が照射すると箱の内部は高温度になり、上昇気流が生じます。その結果、外気が下の通気孔から入り、上の通気孔から抜けます。
乾燥では、温度と共に空気の流れが必須です。この装置では、空気の流れを工夫してあるために、魚は煮えることなく、短時間に干物になります。
なお、写真のモデルは持参しやすいように2分の1にスケールダウンし、折り畳み式にしたものです。
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