非電化除湿機の上手な使い方
■ いろんな使い方
@ 部屋の除湿‥‥‥‥12畳くらいまでの部屋の除湿に向いています。
特に、書斎・寝室・子供部屋・音楽室のように比較的に閉じられた部屋の除湿に最適です。
逆に、ワンフロアー式の大型の部屋(25畳以上)や、開放頻度の高い玄関、水蒸気発生量の
多い台所・浴室には向きません(直ぐにピンクになってしまい、再生頻度が高くなります)。
A 押入れ・納戸・クローゼットの乾燥‥‥‥‥押入れ・納戸・クローゼットのような、衣類・寝具・革製品収納場所の
低湿度維持に向いています。 湿り方が激しい場合は、初めの内は直ぐにピンクになり、
何度か再生を繰り返す必要がありますが、いったん乾燥した後は、頻繁な再生は必要ありま
せんし、他の部屋の除湿に回すこともできます。
脚が邪魔な場合は、脚を外し、立てかけてお使いください。
A 食品の乾燥‥‥‥‥焼き海苔、せんべい、クッキーなどの湿気を嫌う食品を湿らせてしまったら、非電化除湿機に
ポリ袋を被せ、床の上に寝かせ、非電化除湿機とポリ袋の間に食品を置いてください。
場合によって異なりますが、例えば湿った焼き海苔は2時間くらいで元に戻ります。
いったん乾燥したら、密封性の高い容器で保存してください。
食品は、温度を下げなくとも乾燥を維持すれば腐敗したり、カビが生えるのを防ぐことができる
ケースが多いものです。
焼き海苔乾燥中
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革靴乾燥中
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B 衣類の乾燥‥‥‥‥シャツや下着が少し湿っているような場合にも、食品の乾燥と同じ要領で乾燥することができ
ます。但し、Yシャツ1枚程度が限度です。
C 履物の乾燥‥‥‥‥靴が湿っている場合(ズブ濡れは無理です)にも、 食品の乾燥と同じ要領で乾燥することがで
きます。但し、靴2足程度が限度です。
D ドライフラワー作り‥‥‥‥ポリ袋を被せ、ハーブなどを中に吊るしておくと、1〜2週間くらいでドライフラワーがで
きます。
E カメラ等の精密機械や革製品の保管‥‥‥‥カビが生えやすいカメラレンズや革製品を保管する場合、いったん
非電化除湿機で乾燥した後に、収納ケースに保管してください。
G その他いろいろ‥‥‥‥いろんな使い方を工夫して教えてください。
■ 上手な使い方
@ なるべく乾かす‥‥‥‥1回に除湿できる量は、再生(天日乾燥)時の乾燥度合いに依存します。
充電式の電池の場合に少ししか充電しないと少ししか電気を使えないのと同じです。
再生時には、なるべく強い太陽光に、なるべく長く曝して、しっかり再生(乾燥)させてください。
ろ紙の外側だけでなく、内側まで濃いブルーになれば上々です。
A 使わない時はポリ袋を被せる‥‥‥‥除湿の必要が無い場合には、なるべくポリ袋を被せておいてください。
そうしないと、除湿の必要が無い場合にもせっせと除湿して(ピンクになって)しまい、
いざ除湿したい時に除湿力が弱くなります。
ポリ袋は被せるだけで、下の方を縛ったり、テープでとめたりする必要はありません。
B オープンスペースでは使わない‥‥‥‥窓やドアが開いているような部屋で使うと、幾ら除湿しても外から湿気が
入ってきますので、部屋の湿度は下がりません。 部屋が閉じられた状態でお使いください。
C 急速除湿は扇風機と併用‥‥‥‥非電化除湿機は送風機能を持たないので、除湿スピードはスローです。
はやく除湿したいときには、電気扇風機と併用してください。 電気扇風機の首を振らせて
部屋の空気を攪拌するか、非電化除湿機に向けて扇風機の風を吹きつけるようにすると、
部屋をはやく除湿することができます。
■ 使用上の注意
天日干しの際に雨に濡れないようご注意下さい。少量の雨でしたらよく乾かして頂ければ問題なくご使用頂けますが、大量の水がかかってしまうと、ろ紙に含浸させている除湿成分(塩化カルシウム)が流れてしまうことがあります。成分が流失してろ紙が白くなってしまった場合(正常状態では乾燥時青色、湿潤時ピンク色です)塩化カルシウムの再含浸が必要になりますので、ご相談下さい。
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