非電化除湿機 よくある質問と回答
非電化除湿機の仕様・性能などについて
- Q.除湿効果はどの程度ですか?
- A.こちらのページから「非電化除湿機の性能データー」をご参照ください。
- Q.満水前に天日干ししても大丈夫ですか?
- A.問題ありません。晴天のチャンスがあればなるべく乾かすようにしていただくと効果的に除湿を継続することができます。
- Q.これを使えばエアコン(冷房)が要らなくなりますか?
- A.部屋の湿度を下げることで体感温度が下がる効果はありますが、気温自体を下げる効果はありません。エアコンが要らなくなるかどうかについては気象・地理条件、家の構造、個々人の体質や感覚によります。
- Q.雨天でも乾燥(再生)する方法はありますか?
- A.ストーブ等を使って乾燥させることもできますが、室内で乾燥を行うと吸収した水分が室内空気に戻ることになります。基本的には晴れの日を待ってください。
- Q.加湿機能はありますか?冬場は加湿器として機能しますか?
- A.加湿機能はありません。霧吹き等で湿らせてからストーブ等の温風を当てれば室内に水分を放出することは可能ですが、加湿効果は濡れタオルを干すのと大差ありません。
- Q.これを使えば空気がきれいになりますか?
- A.空気清浄効果はありません。
- Q.何リットル吸湿したか正確に知る方法はありますか?
- A.体重計などを利用して予め乾燥状態の製品重量を測定していただくと、吸湿後の重量との差から吸湿量を知ることができます。
- Q.分解してタンスに入れて使えますか?
- A.各所のネジを外すことで分解は可能ですが、再組立の際に多少のコツが必要です。また除湿部が衣類等に直接接すると除湿成分が移行するおそれがありますのでご注意ください。
- Q.部屋の除湿以外に使い道はありますか?
- A.食品等の除湿にも応用可能です。こちらのページから「非電化除湿機の上手な使い方」をご参照ください。
除湿以外の用途は特にご用意していませんが、それぞれ創意工夫してみてください。
- Q.天日干し中に雨で濡れたら問題がありますか?
- A.付属の天日干しケースに入れておいていただければ小雨は防げますが、大雨に当たると内部の除湿成分が流出してしまう恐れがあります。天日干し中に外出される場合はできるだけ雨が当たらないよう、庇の下などでの天日干しを行なってください。
- Q.エレメントが白くなってしまいました
- A.大雨などで多量の水がかかると、除湿成分が流出してしまいます。除湿エレメントが白くなってしまった場合は(通常は乾燥状態でブルー、満水状態でピンク)、除湿成分の流出が考えられます。この場合は除湿成分の最含浸が必要になりますのでご相談ください。
- Q.自作する場合の塩化カルシウム濃度は?ろ紙の厚さは?
- A.塩化カルシウムは相対湿度が高い時(相対湿度100%近く)には、自重の6倍の水蒸気を吸湿して、塩化カルシウム電解液となります。一方、ろ紙は、自分の体積とほぼ等しい塩化カルシウム電解液を保持することができます。但し、ろ紙の目付(密度)が大き過ぎるものや、小さ過ぎるものはそれほどの保持力はありません。
したがって、塩化カルシウム水溶液の濃さが16%を超すと、湿度が極端に高い時に、ろ紙の保持力以上の水蒸気を吸湿して、液だれを起こしてしまいます。つまり、塩化カルシウム水溶液は15%以下にすればよいということになります。
ろ紙の厚さは任意です。厚ければ厚いほど吸湿容量は大きくなりますが、あまり厚すぎると再生がうまく行きません。総合的に考えると5mm以下とする方がよいでしょう。厚さ5mm、総面積6000平方センチのろ紙に15%水溶液を含浸させた場合、最大吸湿容量は2.7リットルという計算になりますが、これはあくまで、相対湿度が100%近くの場合です。
実際の吸湿容量は周囲の相対湿度(厳密には、同じ相対湿度でも温度によって異なりますが)が低いほど小さくなります。
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